わおわおにゃんこのドラーナさん


ホームレスキャット歴をもつおしゃべりにゃんこの日記。
by dorahna
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ノラ猫時代から保護まで(5):区役所で不妊去勢手術助成を申請

(1)はじめての出会い
(2)命名「抱っこ猫」
(3)年末の寒い日に
(4)春になって再会


※追記あります

この記事、むやみやたらと長いです〜m(_ _)m


さて、春になって再会した「抱っこ猫」の様子が
以前とちょっと違っているのが
途端に気になり出してしまった私たち

・・・どのように様子が変わったように感じたかというと

- ベンチのエリアにいることが滅多になくなった
- いつも向かい側のお宅の付近にいる
- 様子にどこか覇気がないように感じる
- 一時、声がしゃがれているようになっていた

はっきりと調子が悪そうというほどではないにせよ、どこか、何かがはっきりと「下降線」な印象だったのです


「最終的に責任がもてないのだから、あまり思い入れないようにしよう」と思っていたけれども

いざ、「ひょっとして具合が悪いのかも」と気になり始めると

「思い入れないようにすること」を守ることは、とても難しくなってしまうのでした


「抱っこ猫」だけでなく、
外で暮らす猫さんたち全般について、
その過酷な現実について、
無視することができなくなってきていました・・・


外で出会う猫さんたちに、癒されてる場合じゃない

あれは「自由」なんかじゃ、ない




実は、わたしとプギえもんにとって、
自ら膝の上に乗って来た猫さんは、
生まれてこのかた一匹もいなかったのです

・・・つまり
「抱っこ猫」が、二人にとっては
「生まれてはじめて抱っこした猫」だったんですね・・・



これも何かの縁だから、
せめてこの仔くらい、
私たちが最後まで責任とったって、いいのかもしれない・・・



・・・いつかはまたモルモットを飼いたかったけど・・・

・・・でも、引き取ることを考えてみてもいいのかもしれない・・・




二人の間にそんな気持ちが芽生え始めていたある日のこと



すごくひさびさに早めに仕事を終えることができたので、
カメラを持って、街をのんびり散歩することにしたのでした


久々の「写真さんぽ」は、
あまりに忙しかったわたしたちに遅ればせでやってきたクリスマスプレゼントみたい

・・・もうすぐ5月になろうというのに「遅ればせのクリスマス」でもないですが・・・
(^_^;)



ウキウキしながら自宅から20分ほど歩いたところで、
(ここでは『S地区』としておきます)
とある邸宅の前にさしかかると、
一匹の猫さんがポーチ下に座ってるのが見えました


いったん通り過ぎてから
そぉっと後ずさりして戻ってみると、
猫さんも、こっちに近づいている様子

これはチャンスとばかりに写真を撮ってると・・・
d0166355_1451817.jpg



「この猫、引き取ってもらえないかしら?」


とつぜん、声をかけられました

振り向くと、そのお宅の持ち主である奥さんが立ってました

そこから一時間以上、この奥さん(「Aさん」とします)と立ち話をすることに・・・


概要は以下のとおり:

- 隣の家が手術をしないで猫を増やし、
外飼いにしていて増え放題になっていた
- そのまま猫をすべて放置して引っ越してしまった
- そこの猫たちについては、ボランティアの人たちと協力して
だいぶ手術をした
- その中の一匹がこの仔。去勢済で3歳くらいになる
- 今、事情で家の中で飼ってあげられないけど、外でご飯をあげてる
- 猫の世話をしていることで近所との折り合いがあまり良くなく、
いろいろな事情からこの地を離れることを予定しているので、
里親をどうにかして探したいけど、みつかっていない
- さらに、この付近には他にもかなり未手術の猫がいそうだけど、
今自分が対応できる状態になく、悩んでいる

猫さんは、とっても人懐っこい仔でした
d0166355_1504045.jpg


ものすごい勢いで頭をこすりつけてくるので、
プギえもんとわたしは密かにこの仔を
「タックル猫」と呼ぶことにしました


この「タックル猫」は、最近、小さめの♀を連れて来るようになったとのこと

自分のごはんをあげるので、
最近は二匹分用意している、

で、
この♀の三毛ちゃんについては、
手術しているかどうかわからない、ということなのです
!Σ( ̄□ ̄|||)


話をしていたら、おずおずとその仔も登場しました
d0166355_25948.jpg



・・・こ、これは、かなり問題な状況だな・・・


「うちでは飼えないけど、ちょっと気にかけておきますね」

わたしたちはそう言って、立ち去りました



・・・Aさんには言わなかったけど、私はそのときすでに、区役所に助成の申請をすることを考えていました

と同時に、
「抱っこ猫」の公園で活動」している猫ボラさんに
区役所の方からつなげてもらいたい、
と考えていました

つなげてもらえれば、「抱っこ猫」についてももっとわかるだろうし

実は、ご飯をあげてる奥さんは
「抱っこ猫」が手術済かどうかわからないと言ってたんです(^_^;)



何しろふだん世話をしている人たちは
それだけでも大変だろうから
いざというときに獣医に連れて行くまでは負担できないかもしれない

そうしたら、せめてそういうときだけでも
仲良しになった「抱っこ猫」くらいの医療費は
わたしたちが負担するとか、そういう協力の仕方ができるかもしれないし

・・・そして、引き取ることを真剣に考え始めてるので、それについても話したい・・・



ということで、どうせだったらAさんの『S地区』と
あの公園について、同時にいろいろ問い合わせようと思い、
早速、区役所に行ってみました


私たちの区は都内でも地域猫の手術助成が比較的充実していることで有名な方なのですが、
じっさい、区役所はかなり協力的でした

「S地区のボランティアさんたちに連絡してみて、もう二匹くらい面倒みられる余裕があるかどうかなど聞いて、折り返します」と言ってくれました


また、うちの近所の公園で活動しているボランティアさんにつなげてもらえないか、
相談しました


・・・すると、あの公園で活動しているボランティアさんは「特にこちらで登録がなく、わからない」ということでした

「行政の方でもすべてのボランティアさんを把握しているわけではないですし、
ひっそりと活動されてる方も多いですから・・・」



「では、S地区とうちの近所の公園エリアについては、
去勢不妊手術の状況がはっきりしないこともありますので、
わたしがその両方について助成を申請し、
TNRを行いたいと思います」



あのときのわたしの意味なくはっきりした責任感って、いったい何だったんだろう???
どこから来たんだろう????

今にして思えば、どうやったら捕獲できるかもわからないし
TNRなんて聞きかじっただけの言葉つかっちゃってるけど
何の経験もないし
ある意味「無責任」な責任感だった・・・


でもそのときの私は、「できるかどうかわからないけど、やってみよう」と、なんだか固く決意してたのでした・・・
(^_^;)



さて、いざ申請のとき・・・
区役所の人は、小さな声で言ったのです


「・・・手術については、実行される際、
慎重になられた方がよいかも・・・」

「・・え?」

「反発されてりあなさんが不愉快な思いをされることがあっては、と思うと・・・」

「・・・???」

「・・・猫好きな方には色々な考えの方がいらっしゃるので・・・」

「・・・そ、そうなんですか・・・?
で、でも・・・
地域猫については手術をすることが大前提ですよね、増えてしまったら、不幸な猫が増えるだけだから愛護の面でも問題だし、ノラ猫を『めいわく』に感じてる区民にとっても、何一つよいことがないですよね?
わたし、猫についても地域猫についてもよくわかってはいないんですけど、手術が大前提だと認識していましたが・・・」

「本当にその通りなんですけど、そういう風に考えない方もいらして、りあなさんが万が一そういう方々に悪く言われることがあったらと・・・」


「・・・そうですか、お気遣いありがとうございます・・・できる限り、公園で世話しているらしいと言われている人たちも含め、色々な方と会って話ができるよう、努力してみます」




そう言ったものの、わたしは少なからずショックを受けました


「猫をかわいがってるはずの人たちが、
手術に反発するなんて、いったいどういうことなんだろう???
増えるに任せてしまったら、それこそどうするつもりなんだろう????
世の中には猫を『めいわく』と考える人だって多いのに
何の責任もない猫に、理不尽な『にくしみ』の矛先が向いてしまうのに・・・」



猫、地域猫、ノラ猫・・・
これらにまつわる問題は、
実は、人間同士の軋轢以外の、
なにものでもない・・・



今ではそういう認識がありますが、
当時のわたしとプギえもんには、そういう感覚がほとんどなかったのでした・・・




さて


とにもかくにも、申請がおりるまで一週間ほどかかります


「・・・その間に
『抱っこ猫』の一生を引き受ける覚悟が固まるかどうか、
自分たちの気持ちをじっくり確認しながら、整理しておこう・・・」


何だか「猶予」ができたようで、ちょっとほっとした気分の私たちでした

・・・万が一本当に未手術の仔がたくさんいたら、
「抱っこ猫」が未手術だったとしたら、
そんな悠長なことは言ってられなかったのですが、
当時の私たちはガッツリ無知でした・・・





いっぽうの「抱っこ猫」ですが

どうやらほとんどの時間を奥さんちの軒先や
その隣のマンションの茂みで過ごしている様子


なので、通りがかりに遭遇する確率が高くなっていたのです


会うと「にゃーにゃー」鳴きっぱなしです
d0166355_2201059.jpg


※追記:
この頃の「抱っこ猫」のもちょっと可愛い写真をこの記事にUPしました(^-^)



風邪の心配はほとんどなさそうなものの、
何だか以前よりも大分、パワーがないように感じました


この様子をみて、ますます引き取ることを考えるようになりました

区役所からもらった区内の獣医リストをみて
「ここだ」というところにアタリをつけて
連れて行った場合の手続きなどについて、
電話でいろいろ問い合わせることを、はじめていました


「捕獲」することを考えると、
「抱っこ猫」と再び「抱っこ」をするチャンスをぜひともつくっておきたい



でも、軒下や茂みにいる以上、なかなか難しい・・・

「すりすり」はしてくるし、
しゃがんだ膝の間にはすっぽりはまりに来るものの、

アスファルトの上で交流している以上、
ベンチのときのように膝の上まで乗ってくることはなかったのです


そこで、そろ〜りそろ〜り、公園に誘導してみました
d0166355_230227.jpg



するとちゃんとついてきて、
ごろりんと転がって愛想ふりまいたりしました
d0166355_2231647.jpg



そうこうしていると
ご飯をあげてる奥さんが、またやってきたのでした

しばらく雑談をしてから、私はこう切り出しました

「この仔、うちで引き取りたいと思ってるんですが、だいじょうぶでしょうか」

「そりゃもう、その方が良いに決まってるわ」

「よかった・・・で、夜に世話をしにきているという人たちにもお話ししてみたいんですが、何時頃来れば会えそうな感じでしょうか」

「9時頃に何度かみかけたわよ、でもまちまちなんじゃないかしら」



それから奥さんは、
「その人たちのことは私はよく知らないけど、
猫を世話している人たちと話すときは、
いろいろ利用されないよう、トラブルが起きないよう、十分気をつけること」
と、
再三忠告してくれたのでした

「・・・私も嫌われてるからー」と彼女は付け加えました



プギえもんは、どうやら最初から猫にまつわる人間模様について懐疑的だったようですが

わたしは、どちらかというと、
何の根拠もなく、そのあたりの活動は「善意」で彩られているんじゃないかな、的な、
のんき(というか勝手)な印象を持っていたんですね

でも、「善意」同士がぶつかると「敵意」になっちゃうっていうことも、きっとあるんですよね・・・



とにもかくにもその後の数日間は、ほぼ毎日、
「世話してる人と会えるかな?」と、9時近辺に公園に出てみたりしましたが、
タイミングが合いませんでした


その間
区役所からは、

とあるNPOの人が、S地区のAさんをフォローしてくれることになった、
という連絡がきました


ちょうどその頃、例の「タックル猫」が脚に大けがをしてしまったと
Aさんから連絡が来たのですが、
早速、NPOが対応してくれることになったのでした



このNPO(正確には任意団体〜区役所で最初に「NPOサン」と呼ばれていたのです)が、
「抱っこ猫」との縁を決定的なものにしてくれるとは
このときの私たちにはまったく予測できないことでした



あぁぁぁあまりにも長過ぎる記事になってしまい!
おつき合いいただき、本当にありがとうございます


つづきます〜(;^ω^A

→NEXT:(6)「『ケージ入り抱っこ猫』がやってきた」
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by dorahna | 2010-06-21 03:23 | ノラ猫時代から保護までの経緯

猫のドラーナと飼い主について

野良猫母さんから生まれ、飼い猫として過ごした後ホームレスになり公園猫として色々な人たちに可愛がられたのち、2010年5月、8歳で猫ビギナー夫婦(りあな/プギえもん)に引き取られる。公園ネコ時代はこの2人から「抱っこ猫」と呼ばれていた。
飼い主夫婦は謎のフリーランサーズ。あちこちでウロウロ活動中。

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